院内チラシやSNSと病院ホームページが連携した集客設計とは?

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「ホームページだけ」では集患できない時代に

多くの医院・クリニックがホームページを持つようになった今、「作っただけ」では新患が増えないという課題に直面している医療機関が増えています。

ホームページはあくまで**“受け皿”であり、そこにアクセスしてもらうための“導線”**がなければ、効果を発揮できません。

そこで重要になるのが、チラシやSNSなど他の媒体との連携です。
ホームページを“中心”に据えて、他のツールをどう組み合わせて集客の流れを作るか。その考え方と具体策を解説します。


集客の基本は「接点を増やす」こと

患者さんが医療機関を知り、信頼し、来院に至るまでにはいくつかの段階があります。

  1. 認知:その医院の存在を知る(SNS、チラシ、看板など)
  2. 情報収集:検索して公式サイトを見る
  3. 比較・判断:他の医院と比較して、決める
  4. 来院・予約:受診または問い合わせに進む

この流れを意識して、「認知→ホームページ→来院」までをスムーズにつなぐ導線設計が必要です。


チラシ×ホームページの連携ポイント

1. チラシは“認知”と“信頼”のきっかけに

院内掲示、地域配布、ポスティングなどで使われるチラシは、「地域での認知を広げる」うえで有効な手段です。

ただし、チラシだけで受診につなげるのは難しいため、必ず「詳しくはWebで」と導線をつなげる必要があります。

2. チラシに入れるべき情報

  • 診療内容・時間・地図だけでなく
  • 「〇〇の症状に対応しています」
  • 「安心して相談できる〇〇クリニックです」など
    “人となり”や“雰囲気”が伝わる要素を意識しましょう。

また、QRコードを必ず入れて、スマホですぐホームページにアクセスできるようにすることが重要です。


SNS×ホームページの連携ポイント

1. SNSは“関係性を築くツール”

Instagram、LINE公式アカウント、FacebookなどのSNSは、患者さんと**“接点を保ち続ける”手段**として有効です。

特に、Instagramは写真ベースで院内の雰囲気や季節感を伝えやすく、LINEは診療時間やキャンセル情報などを手軽に届けられる即時性があります。

2. SNS投稿→ホームページへの誘導を意識

SNSではすべてを伝えきれないため、投稿の最後に
「詳しくはプロフィールのリンクから」
「予防接種の詳細はこちらから」
など、ホームページの該当ページに誘導する設計が有効です。

LP(ランディングページ)形式の特設ページを用意すれば、より訴求力が高まります。


複数メディアをどう連携させるか?

ホームページを中心に、以下のようなイメージで接点を設計すると効果的です。

markdownコピーする編集する▶︎【チラシ】
→地域の人に医院を知ってもらう(認知)
→QRコードからホームページへ誘導

▶︎【SNS】
→フォロワーとの関係づくり/最新情報の発信
→投稿からホームページの詳細ページへリンク

▶︎【ホームページ】
→詳しい情報を掲載/予約・問い合わせを受ける
→ブログやお知らせで信頼感をアップ

どのツールからも、**「最終的にはホームページに来てもらう」**という導線を明確にしておくことが重要です。


集客につながるホームページ側の工夫

外部からのアクセスを受け止めるために、ホームページ側でも以下の準備が必要です。

1. 専用ページを用意する(キャンペーン・予防接種など)

たとえば「インフルエンザ予防接種ページ」を用意し、

  • チラシ → そのページのQRコード
  • SNS → そのページへのリンク
    とすることで、必要な情報にピンポイントでアクセスできます。

2. スマホでの見やすさを最優先

SNSやチラシのQRコード経由でアクセスする人の8割以上がスマホユーザーです。
スマホで見づらいホームページは、途中で離脱されてしまうリスクが高くなります。

レスポンシブ対応だけでなく、スマホでの導線・ボタン配置・読みやすさも意識して設計しましょう。


運用を仕組みにすれば、効果は長く続く

複数の媒体を連携させた運用は、一度仕組みにしてしまえば**長期的に集患を支える“資産”**になります。

  • チラシは毎年使えるテンプレートを作っておく
  • SNSは月ごとの投稿テーマを決めておく
  • ホームページには特設ページを準備しておく

このように「型」を作っておけば、毎回考える負担が減り、継続しやすくなります。


まとめ|集客は「単体」より「連携」がカギ

いま、ホームページ・チラシ・SNSなどのツールはあふれています。
ですが、それらをバラバラに使っていては効果が半減します。

大切なのは、それぞれをどう連携させて、「認知 → 興味 → 情報収集 → 来院」までの流れを設計するか。

医院の規模やスタッフ体制に合わせた**無理のない“導線設計”**が、これからの医療マーケティングのカギになります。


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